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パーソナルモビリティWHILL Model CがRed Dot Design Award 2018の最優秀賞に

2018/4/11(水)

WHILL Model C

WHILL株式会社の開発したパーソナルモビリティ「WHILL Model C」が、ドイツで開かれた国際的に権威のあるデザイン賞「Red Dot Design Award 2018:Product Design」にて、最優秀賞である「Best of the Best」をヘルスケア部門で受賞した。この受賞により、グッドデザイン賞2017、iF Design Award 2018に続く3つ目のデザイン賞受賞となる。

2017年4月に日本で発表したWHILL Model Cは、2015年のグッドデザイン大賞を受賞したWHILL Model Aのデザインや走行性能を継承しつつ、分解機能、3G回線搭載によるサービス提供などの新機能を搭載した、普及価格帯のWHILLパーソナルモビリティ。外出シーンでの利便性や走行性能に加え、一本のストレートラインが際立つ製品の形状や、服を選ぶように自分に似合う色の外装に着せ替えができるカラーバリエーションなどデザイン面にも工夫を凝らし、2018年1月には米国向けモデルを販売開始、2018年度には欧州でも販売を予定するなど、グローバルに展開している。

WHILL Model C カラーバリエーションは全8色



Red Dot Design Awardはドイツで1955年に創設された、世界的なデザイン賞の一つで、今回WHILL Model Cが受賞した「Best of the Best」は、48の製品分野においてそれぞれ最も優れた製品に贈られる賞だ。米国で事業を展開するWHILL, Inc. のCEOであり、WHILL Model Cのデザイナーでもある杉江理氏は受賞にあたって次のように述べている。「今回の受賞は、自分たちのこれまでの信念に大きな自信をもつ機会になった。世界にはさまざまなバリアが未だに存在するが、そのバリアをなくしたいという思いが我々の原動力である。我々のプロダクトが、将来的にはすべての人がスマートに楽しく移動するための『インフラ』として活躍できるよう取り組んでいく」。

WHILL Model Cは、現代デザインの世界最大級の美術館である「Red Dot Design Museum」に展示される予定。​

LIGAREでは昨年、杉江氏にインタビューを行っている。そこで杉江氏は「歩道の移動と言えばWHILLということを、世界中に発信していければと思っています。ハードだけに留まらずサービスも含めて形にしていきたいと思っています」と述べている。その言葉通り、今回の受賞はWHILLの世界での認知度を大きく高め、世界に発信していく機会となったに違いない。

WHILL lnc,CEO
杉江 理 氏
「歩道の移動といえばWHILLということを世界中に発信していきたい」



 

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