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WHILL 『パーソナルモビリティは人の足になる』 移動のその先を想像する会社

2017/12/15(金)

WHILL lnc,CEO 杉江 理 氏 「歩道の移動といえばWHILLということを世界中に発信していきたい」


「100メートル先のコンビニに行くのをあきらめる」――そんな世界を想像したことがあるだろうか?
人にとっての移動とは、生活そのものである。道にある数センチの段差を乗り越えられる、方向転換がたやすくできる。快適に移動ができることで、世界が広がる人たちがいる。
「100メートル先の移動をあきらめる」人たちのために、新しい移動を目指すすべての人のために、活動する会社。2012 年5月に設立されたパーソナルモビリティの開発・販売を行っているWHILLだ。

2016年12月には「羽田空港ロボット実験プロジェクト 2016」で「WHILL Model A」にパナソニックの衝突防止機能を搭載した「WHILL NEXT」が移動支援ロボットとして実証実験に活用された。羽田空港内で利用者を目的地まで自立走行して運ぶ取り組みだ。

次々と車いすの概念を打ち破るWHILL Inc. のCEO、杉江 理氏に話を伺った。

[LIGARE vol.36 (2017.11.30発行) より記事を再構成]

 

「いすに見せない」電動車いす

WHILL は2014 年に電動車いす「WHILL Model A」、2017年4月には「WHILL Model C」を発売している。デザインコンセプトは「いすに見えないこと」。 “いすに座る”姿勢ではなく、クルマやバイクに乗っているときのように両手を前に出してハンドルを握る姿勢をとるのが特徴だという。座ったままの移動ではなく、乗り物に乗っているときのように、操縦しているような姿勢で移動ができる。

 

使う人に寄り添った機能

国内で販売されている「WHILL Model A」は前輪に24個の小さなタイヤからなるオムニホイール(全方位タイヤ)と四輪駆動を採用。最大で7.5cmの段差の乗り越えることができるという。また、最小回転半径が70cmで狭い場所でも方向転換がしやすい。対応アプリで速度や加速度の設定が可能で、リモートコントロール機能で車体に触れずに移動することもできる。

最新モデルの「WHILL Model C」は日本で初めて(※WHILL調べ)3G通信モジュールを搭載しているという。サポートサービス「WHILL Smart Care」加入者は、「スマート診断」でバッテリーの残量や発生したエラーなどの情報を遠隔から確認できるという。

さらに、人工知能により新たな価値を提供するために不可欠なのは「コネクティッド技術」と「ビッグデータ」であると述べ、2020年までには日米でほぼ全ての乗用車に「データ・コミュニケーション・モジュール(DCM)」を搭載し、クラウド上にあるトヨタの「モビリティ・サービス・プラットフォーム」につなげていくとの方針を示した。

WHILL Model C
2017年度グッドデザイン賞受賞。デザインと省スペースのクルマのトランクにも分解して車載できる機能、 着せ替えができる6色のカラーバリ エーションの外装 などが評価された。



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