EV車両対応の車両データ収集・管理基盤 Will smartが提供開始
2023/12/14(木)
株式会社Will Smart(以下、Will Smart)は12月13日、「Will MoBi プラットフォーム」の新機能として、「IoTゲートウェイパッケージ」を2024年1月以降、順次提供開始すると発表した。
「Will MoBi プラットフォーム」は、モビリティに特化したDX推進基盤だ。今回提供開始する新機能「IoT ゲートウェイパッケージ」は、「カーシェアリングシステム」の提供で培ってきた車両データ取得技術や車両制御技術の知見を生かしたEV車両対応の車両データ収集・管理基盤だ。また、同機能では、車両から車載デバイスを通じて燃油残量や総走行距離、車速、GPSの緯度・経度情報のほか、バッテリー残量(SOC)やバッテリー状態(SOH)、充電状態などEV特有のデータも取得できる。データは長距離通信に最適なIoTネットワーク通信を用いているという。さらに、サーバーと車載デバイス間のデータ連携は暗号化しセキュリティレベルを向上させ、Rest APIによって事業者からのデータリクエストに対応する。
さらに、同機能では、今後提供予定のデジタルキーを活用することで、既存のモビリティシステムから車載デバイスを通じた車両制御ができる。このため、カーシェアリングやフリートマネジメント、ライドシェアなどさまざまなモビリティサービスへ活用することが可能だ。
なお、同社は、今回のサービスを基盤システムとして活用してもらうことで、新規モビリティサービスの技術課題を解消する。同時に、開発コストやリードタイムを削減し、事業加速を支援すると述べている。
(出典:Will smart Webサイトより)