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WILLER、システム・アプリ開発のベトナム企業VTIと合弁会社設立

2021/4/5(月)

WILLERは1日、ベトナムに本社を構えるVTI Joint Stock Company(以下、VTI)と共に、WILLERが日本やASEANで展開するMaaSサービス「mobi」や「Trip」のアプリやWebサービスのシステム開発を行うジョイントベンチャーWILLER VTI Company Limitedを設立すると発表した。

WILLERは2021年から、日本、ベトナム、シンガポールで、生活移動サービス「mobi」と、都市間移動サービス「trip」 のサービス開始を進めている。一方でVTIは、証券取引所のWebサイト、コンビニ向け小売システム、建設業界向けのロボット、自動運転開発などのソリューションを保有している。運輸領域では2018年よりWILLERと協力し、日本やASEANに展開する交通機関向けの複数のシステムやアプリを開発し、最近ではMaaSプラットフォームを展開中だ。

両社はこれまで、WILLERのベトナム子会社MaiLinh-WILLER CO.,LTDが提供するタクシー配車アプリや、都市間バス販売管理システムASEAN-WiLLを開発した実績がある。今回の新会社設立の目的は、VTI の技術力やナレッジが加わることで事業推進の加速度をつけることだ。

WILLERは、今後も新たなテクノロジーを活用して、シティバリューを上げる場所と移動に変革を起こし、これまで以上に、人と人、人とまちが繋がる豊かなコミュニティを創造することを目指すと述べている。

■ WILLER VTI Company Limited CEOであるTran Xuan Khoi氏のコメント
「日本やシンガポールにおける少子高齢化問題、ベトナムや発展途上国における渋滞や交通事故、環境汚染といった、それぞれの国における社会課題は深刻であり、これらをテクノロジーを活用して解決するためにジョイントベンチャーを設立した。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、場所や時間に対する人々の価値感が大きく変化し、必要とされるサービスも変わることが予測される。弊社は、このNew Normalにスピーディーに対応すべく、システム開発から運用まで一貫して携わることで、常により良いソリューションを提供することを目指す。」

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