ヤマハ発動機 4輪FCVによる公道実証を実施
2019/5/15(水)
ヤマハ発動機株式会社(以下ヤマハ)は、切れ目のない車両共同利用サービスの実現を目指して、4輪FCVであるプロトタイプ車両「YG-M FC」による公道実証を、4月18日から石川県輪島市の新交通システム“WA-MO(ワーモ)”の定期運行ルートを含んだ市街地コースにて行った。
この取り組みは、FCVと水素ステーションの普及・設置を推進する日本政府の水素基本戦略に沿うもので、温室効果ガスの削減やラストマイル交通の次世代化といった社会課題解決へも寄与するものだ。また、ヤマハの長期ビジョン「ART for Human possibility」の一つ、“Transforming Mobility”の推進や、環境計画2050における目標「製品CO2 50%削減」と「資源利用50%削減」に向けた活動の一環である。このFCVは、同サイズの電動小型低速車に対して航続距離が長い、燃料充填時間が短い点が特長で、充電回数の低減や保有台数の低減を図ることができる。
なお「YG-M FC」は、5月22日から開催される「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に出品予定。
公道実証の主な概要
実施場所:石川県輪島市内(輪島エコカート“WA-MO”の運用ルートの一部を含む約3kmのコースを周回)
実施期間 :2019年4月18日〜4月24日
主な検証内容: FCVの航続距離や運用時間
導入地域における利用価値や運用者の受容性 など
実証協力 :輪島商工会議所
車両の主な仕様
車種別:軽自動車(乗車定員4名)寸法・車重:全長337cmx全幅134cmx高さ171cm・車重640kg
燃料:圧縮水素