ヤマハ・ソニー、絵描きや色付けを3D再現するサービスを提供開始
2021/3/12(金)
ヤマハ発動機は8日、ソニーと共同開発したエンタテインメント車両Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC-1を用いた新たなサービスを5日に、沖縄県中頭郡北中城村にあるイオンモール沖縄ライカムに開始すると発表した。このサービスは29日まで行われる。
ヤマハ発動機とソニーは、これまでも2016年に電動のゴルフカーをベースとした試作モデルや、2017年にコンセプトモデル「New Concept Cart SC-1」の車両開発を発表した。沖縄県名護市にあるカヌチャリゾートでは期間限定で夜間のゴルフ場における乗車体験サービス「Moonlight Cruise」を実施し、技術開発や顧客ニーズの検証を行った。2019年11月にはエンタテインメント体験のサービス第一弾として、カヌチャリゾートと沖縄県沖縄市にある東南植物楽園でサービスを提供している。今回提供するクルージングサービス「らくがきクルーズ」は、乗車をしない周囲の人でも参加できるサービスだ。5日から29日までの期間の14時から17時までイオンモール沖縄ライカム2階のアクアエレベーター前広場で提供する。
会場で提供するぬり絵用紙「らくがきクルーズマップ」にはビルや家、樹木など描かれており、利用者はそれらの輪郭へ自由に色づけし、好きな画像を追加する事ができる。さらに専用プログラムで立体的な3D画像とし、会場内中央に設置された大型モニターに空想の街を構成するという流れだ。自分のデザインした車両が走行する姿を鳥瞰的に眺め渡すと同時に、SC-1に乗車することで車内から街並みの景色を楽しむ事もできる。
また今回のサービスは、事業者にとっても店舗等の施設への集客を図ることができる。なお両社は、今後もSC-1を活用した新たなコミュニケーションサービスを提案すると述べている。
(出典:ヤマハ発動機 Webサイトより)