今回の協定は、ラベル台紙の資源循環型水平リサイクル事業(以下、資源循環プロジェクト)の回収業務に関するものだ。ヤマトホールディングス株式会社のグループ会社であるヤマトボックスチャーター株式会社(以下、ヤマトボックスチャーター)と日榮新化が協定を締結している。

同協定では、資源循環プロジェクトの継続運営を目的に、「JITBOXチャーター便」を活用した回収スキームや回収コストの合理化について協業する。さらに、国内において、ヤマトボックスチャーターの全国ネットワークを網羅した、回収スキームの構築を目的に協業するという。くわえて、地球環境に配慮した、持続可能性のあるオペレーションの実行と、輸送にかかるCO₂排出量削減を目的に協業する予定だ。

また、同プロジェクトでは、ユーザーが使用済みのラベル台紙(リサイクル専用台紙)を、資源(有価物)として、通常20円/kgで有価回収する。ラベルユーザーは、これまで台紙(剥離紙)の廃棄に費用をかけていたところ、逆に、資源(有価物)として日榮新化に販売できる予定だ。