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横浜ゴム、タイヤの状況に応じたサービスを展開する技術開発ビジョンを発表

2021/2/25(木)

横浜ゴムは19日、乗用車向けタイヤセンサーの中長期的な技術開発ビジョン「SensorTire Technology Vision」を発表した。
横浜ゴムはタイヤのCASE対応やIoT化を必須と考えて、新技術開発を推進している。コネクテッド分野では従来のタイヤ空気圧検知に加えて摩耗や路面の状態を検知し、それらの取得データをデジタルツールで処理・管理していくソリューションビジネスの展開を視野に入れた研究開発をアルプスアルパインと行っている。

今回発表した「SensorTire Technology Vision」では、センシング機能を搭載したSensorTire(IoTタイヤ)から得られる情報をドライバーや外部のさまざまな事業者に提供することで、新たなモビリティ需要の変化に対応しつつ、人々の移動を足元から支え、安心・安全に持続的に貢献することを目指す。

SensorTireは、センシング機能とリアルタイム性を指標として、それぞれに適したセンシング機能やデータ分析・予測技術を段階的に構築し、センシング機能の利活用範囲の拡大を行う。まずは個人向けや車両運行管理会社を対象とした空気圧通知サービスの実証実験から開始し、2023年までに摩耗検知機能を追加する。これにより、タイヤローテーション時期の通知や、複数の車両を所有する企業や官公庁など向けに効率的なタイヤ点検計画などの提案が可能になる。

さらに将来的には、地図情報および渋滞情報や天気といったプローブ交通情報などとタイヤデータを関連付けて分析することで、安全な運行ルートの提案といった新たな付加価値情報を提供し、自動運転車両やMaaSに関連したサービスを提供する会社などの安心・安全な車両運行管理をサポートすることも目指すとしている。

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(出典:横浜ゴム Webサイトより)

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