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京阪バス、京都市内1区間の全車両に電気バス導入 関電・BYDらと協業

2021/2/25(木)

協業イメージ(関西電力プレスリリースより抜粋)

協業イメージ(関西電力プレスリリースより抜粋)

京阪バス株式会社(以下、京阪バス)、関西電力株式会社(以下、関西電力)、ビーワイディージャパン株式会社(以下、BYD)は、2月24日、電気バスの導入拡大に向けた協定を締結し、検討を開始した。

この事業は、環境に優しい交通サービスの普及を促進するため、国土交通省が支援する「地域交通グリーン化事業」に選ばれた3事業の1つだ。京都駅から京阪電車七条駅、梅小路・ホテルエミオン京都間を循環する路線において走行するバスの全車両(4台)を電動化する実証実験を行う。

実証に用いる電気バス

実証に用いる電気バス(京阪バス 報道資料より)



京阪バスは、日本のバス会社として初めて一路線全てのバスを電動化し運行する。(京阪バス調べ。グリーンスローモビリティや施設内を除く、複数台で運行する一般路線バスにおいて) 今後は、今回の実証実験の結果を検証し、他の路線でも順次電気バスを導入していく。加えて、電気バスによる自動運転の実装に向けた検討を実施する。さらに、災害時においては、電気バスの蓄電池を活用したBCP(事業継続計画)の検討を進める方針だ。

関西電力は、今回、電気バスを導入する路線における、最適な運行・充放電に関するエネルギーマネジメントの実証実験を行う。さらに今後、電気バスの導入拡大に伴う最適なエネルギーマネジメントについても検討を進めていく。さらに、電気バス・充放電設備・管理システム・工事をパッケージとしてサービス化し、京阪バスの初期コスト軽減と電動化の推進をサポートするという。

BYDは、電気バスを提供することに加え、最適な運行や充放電の検証に必要な走行実績データを提供する。

3社は、実証実験を踏まえ、今後も電気バス導入拡大に向けた検討を進めるとともに、他の事業者に対しても、電気バスの導入を促進していく考えだ。



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