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観光型MaaS「のってみ秩父」開始 西武HD運営サイトを活用

2023/2/22(水)

秩父市・横瀬町デジタル田園都市推進協議会は、「デジタル田園都市国家構想」に基づき、埼玉県秩父市と横瀬町における観光型MaaS事業「のってみ秩父」を開始した。株式会社ゼンリンが2月21日付のプレスリリースで明かしている。
秩父地域は、首都圏から近く、自然豊かで四季の変化を楽しめる上、多くの観光資源を有する観光地として知られている。一方で、公共交通を利用した観光スポットへのアクセス方法や、周辺の飲食店情報の発信方法には課題を抱えており、観光客の利便性向上が必要とされている。

同事業では、株式会社西武ホールディングスが運営するWebサイト上で、「旅行プランの作成/マップ・ルート案内/チケット購入案内/観光情報の確認」等、観光に役立つ各種機能を利用できるサービスを提供する。同協議会は、このサービスを通し、秩父市・横瀬町の観光体験の向上、観光客のリピート率向上への寄与を目指す。

「のってみ秩父」の主な機能は、「旅行プランの検索」、「マップ・ルート検索」、「観光情報の確認」、「チケット購入案内」だ。「旅行プランの検索」では、秩父エリアのメイン観光スポットを中心に、目的地へのルートと、その周辺で立ち寄れる観光スポットや飲食店を一覧で表示する。これにより、プラスアルファで旅行を楽しむことができる。

「マップ・ルート検索」では、観光スポットがマップで表示されるため、秩父の観光情報が一目で分かるようになっている。旅の途中では、ルート検索により今いる場所から気になるスポットや飲食店までのアクセスを確認することが可能だ。

「観光情報の確認」では、観光スポット情報を自然・景観、神社・寺など9つのジャンルを別々に表示できる。このため、ニーズに応じて簡単に情報収集を行うことができる。そして、「チケット購入案内」は、交通や観光スポットのチケット予約、購入ができる外部サイト情報を集約したものだ。

なお、同協議会は、今後利用者の声や利用状況をもとに、秩父地域での観光がより楽しく、より便利になる機能を追加していくという。また、同サービスで取得したデータを、秩父市・横瀬町のデジタル田園都市国家構想の取り組みの他のサービスで得られたモビリティデータ、行政保有の各種データと連携、分析する。これにより、地域交通施策、観光施策等での活用を目指すと述べている。


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