ゼンリンデータコムとA.L.I.が提携、来年夏のドローン物流商用化めざす
2020/11/11(水)
A.L.I.とゼンリンデータコムは10日、事業領域の拡大、拡充および新たなビジネスの構築を目的として、業務提携を結んだと発表した。
ゼンリンデータコムは、高精度な地図データを活用した事業や、地図データや位置情報に付加価値をつけたサービスを展開。2016年からゼンリングループはドローン事業にも着手した。一方、A.L.Iは、UAV(unmanned aerial vehicle:無人小型飛行体)の群制御、航空管制を可能にするトラフィック管理プラットフォーム「C.O.S.M.O.S(コスモス)」を開発した企業。今回の業務提携で、ゼンリングループが保有するドローン用3次元地図データ、経路探索エンジン、気象情報をA.L.I.に提供する。同時にA.L.I.と共同で、先端技術を活用したドローン物流管理システムやドローンを含むマルチモーダル物流管理システム構築に向けた検討を行う。
また、A.L.Iは、C.O.S.M.O.Sにゼンリンデータコムから提供を受けたデータを組み込み、ドローン物流配送における新たな商用サービスを創出する。今後の展開として、両社は新たなドローン物流配送システムを創出し、来年夏ごろから過疎地におけるドローン物流配送の商用化を開始する予定だとしている。