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電動三輪のシェアリング実証、QTnetと九州大学らが開始 学内から地域へ広げる移動

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2023/5/9(火)

通信事業を手掛ける九州電力のグループ会社QTnetと九州大学らは、電動三輪モビリティを用いたシェアリングサービスの実証実験を開始した。4月3日から6月末まで、Future株式会社が製造するモビリティ50台を無料で提供し、福岡市西区の九州大学伊都キャンパス内で需要を検証する。将来はキャンパスの最寄り駅や周辺観光地にも設置場所を広げ、交通課題の解消や地域の活性化につなげる計画だ。

本記事では、現地で行われた記者会見や実証に関する詳細のほか、実証の運営に参加する九州大学の学生団体「モビラボ」代表の鉄島大貴氏のインタビューをお届けする。

日本一広いキャンパスで安定の走り、QTnet新事業にも展開

今回の実証実験は、QTnetが実施主体を、九州大学が実証場所の提供を、同大学の学生団体であるモビラボが現地対応や利用促進の企画立案・実行をそれぞれ務める。

モビリティを提供するのは、QTnetが出資するFuture株式会社だ。実証には同社開発の電動三輪モビリティ「GOGO!R」50台を導入した。そのほか、福岡市産学連携交流センターがモビリティポートの提供、アーバンテック事業を行うAMANEが実証の運営支援を行い、産学連携の体制で取り組みを進める。



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