エアロネクストら、物流用ドローン試作機発表 ソフトウェアも開発
2021/3/24(水)
エアロネクストは19日、⾃律制御システム研究所(以下、ACSL)と共同開発を進める4D GRAVITY物流用ドローンの最新試作機を発表した。また、ACSL、エアロネクストと産業用ドローンソフトウェア事業において業務提携しているACCESSとの3社協業により、物流用ドローン向けのソフトウェアを開発する。
これまでエアロネクストはANAホールディングスなどと業務提携し、ドローンによる物流を進めている。またACSLも、ANAホールディングらが長崎県五島市で行った実証実験に機体の提供および運航サポートとして参加した。今回発表した試作機は、2022年度を目標とした「有人地帯での補助者なし目視外飛行」実現という「空の産業革命レベル4」を見据え、ACSLと共同開発を進めてきた量産に向けたものだ。荷物の最適配置、水平定常飛行・前進特化、独立変位可能な荷物水平維持機構という3つの特徴を持っている。
また3社で開発するソフトウェアは、レベル4対応、天候など配送ルートの状況による最適配送ルートプランニング、物流管理システムとの連携という3つの特徴を検討している。
なお3社は、今後知見や技術を持ち寄り、共同開発したこの最新試作機を本格的な量産に向けて実証検証を重ね、共同して、いち早い社会実装を目指して推進すると述べている。