AIを活用した事故・保険の取り組みまとめ【2020年~2021年】
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2022/1/27(木)
AIの画像認識能力は、事故や保険の分野でも活用されている。事故では、ドライブレコーダーの撮影した画像をAIが客観的に判断し、事故の状況を再現する。保険では、登録に必要な書類をAIが認識することで、加入希望者側、業者側双方の工数削減が期待されている。当記事では、AIを活用した事故・保険の取り組みをまとめる。
なお、AIを活用した安全運転に関する取り組みは、こちらでまとめている。
イーデザイン損害保険株式会社(以下、イーデザイン損保)
イーデザイン損保は、最新テクノロジーを活用した自動車保険「&e(アンディー)」(以下、「&e」)を発売した。2021年11月18日付のプレスリリースで明かしている。同社は、インシュアテック保険会社※として、デジタルの利便性を最大限に取り入れる。そして、一人一人のニーズに寄り添う全く新しい保険が必要であると考えているという。
※保険 (Insurance) とテクノロジー (Technology) を掛け合わせた造語
同サービスの特徴は、「AI画像認識機能を活用した申し込み簡略化」「無償でIoTセンサーを提供」「ビッグデータを活用した事故削減の取り組み実施」だ。利用者が保険証券をスマートフォンで撮影しアップロードすると、AIが画像を認識する。これにより、見積もりや申し込みに必要な項目の入力が大幅に削減される。また、同サービス契約者には、無償でIoTセンサーを提供する。万一事故にあった場合には、IoTセンサーが自動で衝撃を検知し、スマートフォンから1タップで事故を連絡可能だ。提携修理工場での修理の希望も、その場で入力できる。
さらに、IoTセンサーが検知した衝撃やGPSデータを基に、契約者の車の事故状況を動画で再現する。事故前後の車の速度・衝撃・損傷などのデータを事故担当者が把握できるため、契約者の不安を軽減できるようサポートするとともに、事故の早期解決に役立てるという。
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