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ANA・京急らUniversal MaaSアプリ発表 誰でも自由に移動できる社会を目指す

2020/2/10(月)

全日本空輸株式会社(以下、ANA)、京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)、横須賀市、横浜国立大学(以下、横浜国大)の4者は2月7日、「さまざまな理由で移動にためらいのある人々に提供する移動サービス『Universal MaaS』」の社会実装に向けた連携を開始したと発表した。
Universal MaaSとは、「障がい者、高齢者や訪日外国人など、何らかの理由で移動にためらいのあるお客さまが快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービス」だ(4者の共同発表より)。

公共交通機関の運賃、運航・運行状況に加えてバリアフリー乗り継ぎルートなどの情報を提供するほか、サービス利用者の位置情報や必要な介助内容を交通事業者や自治体が共有・連携することで、よりシームレスな移動体験の実現を目指す。

4者は、2019年6月から産学官共同プロジェクトを開始。利用者向け・事業者向けそれぞれに実証用アプリを作成し、羽田空港から横須賀市内の施設までの移動シーンなどで実証実験を積み重ねてきた。利用者・事業者双方の意見を反映し、今回の連携開始の発表と併せて Universal MaaS アプリのプロトタイプも発表した。

今後もさまざまな利用シーンなどを想定した実証実験を行い、2020年度内の社会実装開始を目指す方針だ。

■Universal MaaSプロトタイプアプリの概要

(1)サービス利用者用のアプリ
移動時に介助を必要とする車いすを利用する人向けのバリアフリー乗り継ぎルートナビ。
空港から目的地までの経路検索や、空港や駅構内・施設周辺のルート案内が確認できる。
(2)サービス提供者用アプリ
介助が必要な利用者の位置情報や属性情報を閲覧できる。
利用者が空港や駅、施設に接近したことをアプリで通知する。

■実証実験パートナー(2020年2月7日時点)

[アドバイザリー]
LocaliST株式会社
[実証フィールド]
Haneda Robotics Lab(日本空港ビルデング株式会社)
[車いす用データ提供]
一般社団法人WheeLog
[システム開発]
株式会社パソナテック:アプリケーション、インフラ基盤
日本電気株式会社(NEC):混雑レベル表示機能
株式会社NTTドコモ:行き先間違い防止機能
株式会社ヴァル研究所:乗り継ぎ検索機能

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