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AIチャット・Bebotがウィーン空港でサービス開始 混雑緩和のレコメンド発信

2020/9/17(木)

「混雑緩和」機能イメージ

「混雑緩和」機能イメージ

ビースポークは17日、訪日外国人向け AIチャットコンシェルジュ「Bebot」のサービス提供をウィーン国際空港を含む「AirportCity Vienna」のWebサイトにて開始した。
BeBotは、ビースポークが開発したAI搭載のチャットボット。訪問者が質問すると、市街への行き方や各種店舗の場所などを答えてくれる。空港や周辺エリアを利用する旅行者の質問やリクエスト対応のリアルタイム化だけに加え、今回はコロナ対策の一環として混雑状況に応じた交通手段や施設案内情報の提供も行い、AirportCity Viennaの感染症対策への取り組みをサポートする。
今回のサポートには3つの効果が期待されている。1つ目が「人材配置最適化・コスト効率化」だ。問合せに対する人的負荷をBebotにて軽減する。2つ目の「混雑状況可視化によるソーシャルディスタンスの確保」は、スポット別のアクセス数や問い合わせ内容から混雑状況を可視化する。3つ目の「人々の流動促進」は、コロナの影響で利用者が減少したスポットなどの安全性と魅力をアピールし、混雑地点からの移動を促進するものだ。

また、Bebotには会話ロジックを工夫した「混雑緩和」機能がある。混雑していないスポットを勧めることで、混雑しているスポットからの移動を促すという機能だ。これによって、3番目の「人々の流動促進」となる地域全体の混雑状況を平準化とソーシャルディスタンスの確保が期待されている。

サービス提供は9月15日から始まっており、得られたデータを基に、更にブラッシュアップさせ、ウィズコロナの生活様式を支える高付加価値なサービスとしてより多くの場所に提供していくことを目指すとビースポークは述べている。なお、Bebotは、成田国際空港、東京ステーションシティ、三重県、ホテルニューオータニなどでも導入されている。

「AirportCity Vienna」と「Bebot」

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