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自動車向けAIのセレンス、LGと提携発表 コネクテッドカー向けソフト開発へ

2020/1/28(火)

CES2020のセレンスブース

CES2020のセレンスブース

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下、セレンス)とLG Electronics, Inc.(以下、LG)は、パートナーシップを締結し、LGのwebOSで稼働する車載インフォテインメント(IVI)システムと、Cerenceのターンキー型車載音声アシスタントのCerence ARK(AI Reference Kit)を統合した新しいソフトウェアソリューションの開発を共同で行うと発表した。
両社はこのソリューションを通じ、ドライバーと同乗者が音声コマンドによって、クルマの機能やナビ、各種メディアコンテンツなどをコントロールできるようにし、車内体験の創出と進化に取り組む。また、OEMとTier1向けに、パッケージ化したフルスタックIVIソフトウェアシステムの提供を目指す方針だ。セレンスが発表したプレスリリースによると、今回共同開発するシステムについて、「新サービスの市場投入までの時間を短縮し、コネクテッドカーにおける没入型音声体験と豊富なコンテンツ・エコシステムの実現、そして、車内のユーザーエクスペリエンスを向上させます」と語っている。

LGのwebOS Autoは、コネクテッドカー用に設計されたLinuxベースのIVIプラットフォーム。Cerence ARKは、自動車メーカーが完全にローカライズされた車載音声アシスタントを開発、展開、管理できるターンキー製品。

■LGの最高技術責任者(CTO) 朴日平(パク・イルピョン)博士のコメント
「私たちは、セレンスとともに、自動車およびコンポーネントメーカーによるコネクテッドカーの到来を加速するターンキー音声ソリューションを開発することを楽しみにしています。今後もメーカーとサプライヤーの両方のお客様にAIを活用した幅広い体験を提供することにより、webOS Autoを進化させていきます。」

■セレンスの最高経営責任者(CEO) サンジェイ・ダワン(Sanjay Dhawan)氏のコメント
「セレンスは、webOS AutoとCerence ARKの技術を結集したソリューションの開発に、LGエレクトロニクスと提携できることを光栄に思います。この新しい製品により、自動車メーカーおよびティア1サプライヤーは急速に革新し、市場投入までの時間を短縮し、他に類を見ない最先端の車内体験を提供します。」

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