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セレンス、日本に音声AIのクラウドサービス拠点を開設 トヨタが最初のユーザーとして契約

2021/1/25(月)

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence.Inc(以下、セレンス)は、新たにセレンスクラウドサービスのホスティング拠点を日本に開設した。同社はトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と最初のホスティングユーザーとして契約を結んだことを明かした。

新しいホスティング拠点では、音声認識、音声合成、自然言語理解などのAI対応音声技術をクラウドベースで提供する。拠点を開設したことにより、日本におけるレスポンスタイムを短縮し、セレンスのクラウドベースAI対応音声技術を利用している自動車メーカーやモビリティ企業、エンドユーザーに対して、よりスピーディーでスムーズな音声エクスペリエンスの提供を実現したい考えだ。

セレンスは、Nuance Communicationsから分社する以前の2014年から、トヨタのコネテクテッドサービスのエージェント機能(音声対話サービス)にクラウドベースの音声認識技術を提供してきた。トヨタのコネテクテッドサービス対応のカーナビゲーションに、「近くの駐車場があるレストランを探して」など音声で話しかけると、リクエストに応じて情報を検索し、音声で応答するサービスに同社のAI技術が貢献している。

今後は、このエージェント機能の音声認識レスポンスを向上させていくとともに、トヨタのコネクティッドサービスのユーザーへ、よりスムーズで進化したドライバーエクスペリエンスの提供をめざす。

■Cerence Japan のリージョナルバイス・プレジデント 木村正二郎氏のコメント
「セレンスは、世界中で高まる車載音声AIアシスタントへの期待やニーズにお応えするために、サービスの向上と機能強化に取り組んでいます。今回の日本市場に対応したホスティング拠点の導入もその一環であり、この新たな取り組みにより、トヨタをはじめとする自動車メーカー各社と、日本のコネテクティッドサービスのユーザーの皆さまに最先端のエクスペリエンスをご提供できると確信しております。」

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