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【デジタル田園都市】秩父市ら、AI デマンドタクシーリニューアル

2023/1/16(月)

記者会見の様子

秩父市・横瀬町デジタル田園都市推進協議会は、埼玉県秩父市と横瀬町においてAIデマンドタクシーサービスのリニューアル運用を順次開始する。1月12日付のプレスリリースで明かした。

秩父市は2022年6月、デジタル庁が推進する「デジタル田園都市国家構想」の下、内閣府の「令和3年度補正予算デジタル田園都市国家構想推進交付金 デジタル実装タイプ TYPE2」の採択を受けた。そして、横瀬町と共に「スマートモビリティによるエコタウン創造事業」を開始。秩父市と横瀬町を中心に民間企業、業界団体等が集結し、「秩父市・横瀬町デジタル田園都市推進協議会」を設立した。

秩父市・横瀬町は、山間部が多く、生活インフラが脆弱という課題を抱えている。同協議会は、これらの課題解決に向け、「AIによるデマンド交通」、「ドローンによる緊急物資配送」、「観光MaaS」の各サービスを、広域事業として実施することで運営体制の効率化を図っている。

さらに、同協議会は、サービスより得られたモビリティの情報(位置情報や利用者情報)、および秩父市・横瀬町等の行政が保有するデータ等を、データ連携基盤の機能を用いて収集、蓄積、分析する。これにより、災害時や地域交通施策、観光施策で活用することを目指す。

具体的には、秩父市では、既存の乗合タクシーサービスにAIデマンド運行システム「SAVS」を導入し、AIデマンドタクシー「あいAIタクシー」の運用を開始する。「SAVS」は、株式会社未来シェア(以下、未来シェア)が提供するシステムだ。車両と人・物の移動状況において、全ての空間移動と希望時間を同時に満たす車両の走行ルートを決定することができる。

また、横瀬町では、既存のAIデマンドタクシー「のりあいブコーさん号」に、秩父市内の乗降場所を追加する(2023年2月以降順次追加予定)。両サービスが互いに連携し合う形で運用を行うことで、交通・物流課題解決に向けた生活インフラの強化を目指す。

なお、同サービスにより取得したデータは、今後開始予定の他のサービスで得られるモビリティデータや、行政保有の各種データと連携、分析することで、地域交通施策、観光施策等での活用を目指すという。



(出典:ゼンリン Webサイトより)

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