コスモエネルギーら、CCSバリューチェーン構築に向け共同検討開始
2023/10/17(火)
コスモエネルギーホールディングス株式会社(以下、コスモエネルギーHD)らは10月13日、堺泉北エリアにおけるCCS※1バリューチェーン構築に向けた共同検討開始を発表した。
※1 CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)とは、排ガスからCO2を回収し、地中等に貯留する技術。(プレスリリースより)
今回の取り組みは、コスモエネルギーHDと関西電力株式会社で実施する。両社は、堺泉北エリアで運営する事業所から排出されるCO2を分離・回収し、共同で液化・貯蔵したのちに貯留地に出荷するまでのCCSバリューチェーンの設計および経済性の評価を検討するという。ほかにも、液化CO2の輸送方法、および貯留候補地の実現性や経済性に関する調査を実施する。液化・貯蔵・出荷設備を両社で共同検討することで、より大規模で効率の良い設備の設計が可能となるとのことだ。なお、両社は、将来的には堺泉北エリアにCO2排出源※2を持つ他事業者との協業も視野に、エリア全体でのCCSバリューチェーンの構築に向けた検討を進める。そして、ゼロカーボン社会の実現に貢献していくと述べている。
※2 工場、発電所など、CO2を排出する事業所(プレスリリースより)
(出典：コスモエネルギーHD Webサイトより)
