ダイハツ工業、三豊市で福祉介護共同送迎サービスの実証事業スタート
2020/11/4(水)
ダイハツ工業株式会社は、香川県三豊市および社会福祉法人 三豊市社会福祉協議会 (以下、社協)と10月5日に締結した「福祉介護共同送迎サービスに向けた3者連携協定」に基づいて、福祉介護領域での次世代モビリティサービス実証事業を、11月2日から11月30日まで実施する。
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今回の実証では、共同送迎サービスと買い物・通院お出かけサービス(事前電話予約制)の2つを検証する。対象者は4法人5施設の通所介護施設の一部の利用者。いずれもサービス利用料は無料だ。
「共同送迎サービス」では、各通所介護施設がそれぞれ単独で行っている送迎業務を社協が運行主体として集約し、地域一体で乗り合う共同送迎モデルの実証事業を行う。乗車人数は延べ600人程度を見込んでいる。運行期間は11月2日~11月30日(日曜日を除く)、運行時間帯は通所介護施設の送迎時間に合わせる。
「買い物・通院お出かけサービス」では、送迎車両の空き時間を有効活用して、利用者の自宅と目的地(小売店や病院)間の送迎を行う。乗車人数は延べ10人程度を見込む。運行期間は11月16日~30日(月曜日、水曜日、金曜日のみ)、時間帯は10:30~14:30(最終出発)。
今回の実証事業では、現在各施設が保有する車両を活用し、各施設で重複する送迎ルートを集約し送迎する事で、地域全体と通所介護施設の送迎にかかる経済的、労務的コストを低減することを見込んでいる。
また、このシステムによって取得した送迎・運行に係るデータを、高齢者の移動最適化、移動負担軽減に活かすことを目指す。