Anyca、法人所有車両のカーシェア開始 自治体との取り組みも検討
2021/10/13(水)
「Anyca(エニカ)」は、2021年10月より法人所有車両のカーシェアリングを可能にする取り組みを開始する。 株式会社DeNA SOMPO Mobilityが、10月12日付のプレスリリースで明かした。
「Anyca」は、これまで個人間同士のカーシェアリングを提供している。車の鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY(エニカキー)」の提供や、個人間カーシェア専用保険の開発を行っている。一方で、同社は、法人の中にもカーシェアのニーズがあるのではないかと考えていたという。そこで、同社は、一定の条件内で、共同使用契約の範囲内で法人のクルマをカーシェア可能とする、実証実験を2019年11月から行っていた。
なお、実証実験開始から2021年7月1日時点までに、394台の法人車両が登録された。これにより、同社は法人でも高いニーズがあると判断し、法人所有車両のカーシェアリングサービスを展開する。
また、実証実験中には、自治体との取り組みの検討も開始している。具体的には、「休日には自治体公用車を市民とシェアする」「災害時にのみ協力車両として自治体とシェアする」といった取り組みだ。
なお、同社は、今後も、既存のクルマを活用できるというカーシェアの仕組みに着目するという。そして、企業や自治体が持つクルマを、地域住民などの生活の足として活用してもらえる取り組みを検討すると述べている。