デンソー 未来のモビリティシステムに「MaaS・車載・通信」で存在感
有料会員限定記事
2019/2/4(月)
デンソーは、昨年9月にコペンハーゲンで開催されたITS世界会議でブース展示を行った。「モビリティIoTコア」や「スマートコミュニケーションユニット(SCU)」ブロックチェーンを活用したサイバーセキュリティ分野の展示を行い、「Future Mobility System 2030」と名付けられたコンセプトを示した。
「Future Mobility System 2030」は、クルマとモビリティサービスが進化し、クラウドを通してつながる未来を描いたものだ。さらに「Future Value 2030」では、デンソーが貢献できる未来の技術が示され、ユーザーのスタイルに合わせた安全・安心な移動や、効率的な移動・輸送を実現する新たな価値想像に向けた取り組みが披露された。デンソーは、昨年1月のCES2018で「モビリティIoTコア」と呼ばれる車載器を披露した。これはクルマの位置データを収集し、リアルタイムでクラウド上にアップしサービス連携に生かす、MaaS時代の到来を予感させる技術だった。そして、今回のITS世界会議で展示されたコンセプトは更に一歩踏み込んだものと言える。
サービスとクルマがつながる世界に重要な車載器の役割
「Future Mobility 2030」が実現する社会において、デンソーが貢献できる技術は3つのキーポイントが挙げられる。一つは、MaaSをはじめとしたサービス領域、次にデンソーの最大の強みである車載領域、そしてそれらをつなぐ通信の領域だ。
※このコンテンツはLIGAREオンライン法人プレミアム会員限定公開です。会員の場合はログインしてください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。