「つながるクルマ」を支える通信型ドライブレコーダー。その進化に迫る!
2022/3/30(水)
コネクティッドカーが進化を続ける中で、人とクルマをつなぐインターフェースの重要性が高まっています。その流れを受け、通信型ドライブレコーダーへのニーズも高まっており、特に営業車両などの社用車の事故を防ぐ目的で、導入が進んでいる状況です。
通信型ドライブレコーダーは、従来の録画機能に加え、通信機能により取得した運転データをさまざまな機能へと活用できる点が大きな特長です。例えば、従業員の運転行動のスコア化やeラーニング資料の作成、運転日報の自動化などの機能があります。これらの機能は社有車の事故防止や安全運転意識の向上のほか、業務の効率化にも活用することができます。
特集「ドライブレコーダーの進化に迫る」のコラムでは、さまざまな分野の専門家とのインタビューや対談を行い、通信型ドライブレコーダーの新たな活用方法を考えています。また、「事故のない社会」を実現するために今後どのような進化を果たすべきか検討することも重要なテーマに据えています。
通信型ドライブレコーダーは、従来の録画機能に加え、通信機能により取得した運転データをさまざまな機能へと活用できる点が大きな特長です。例えば、従業員の運転行動のスコア化やeラーニング資料の作成、運転日報の自動化などの機能があります。これらの機能は社有車の事故防止や安全運転意識の向上のほか、業務の効率化にも活用することができます。
特集「ドライブレコーダーの進化に迫る」のコラムでは、さまざまな分野の専門家とのインタビューや対談を行い、通信型ドライブレコーダーの新たな活用方法を考えています。また、「事故のない社会」を実現するために今後どのような進化を果たすべきか検討することも重要なテーマに据えています。
Sponsored by デンソーテン
最新研究から学び、新たな可能性を探る
AIと人、効果的なコミュニケーションとは?
コネクティッドカーが進化し、処理する情報の量は増え続けています。膨大な情報の中から人とクルマの間で適切なやりとりを行うには、どのように情報を伝えればドライバーは理解しやすいかを突き詰めることが重要です。大阪大学大学院基礎工学研究科 吉川雄一郎准教授と、デンソーテンの先行システム開発部で商品企画を担当する山本智春氏との対談では、AIやロボットを用いた効果的なドライバーとのコミュニケーションについて考え、実際に安全運転教育へと応用する方法を教えてもらいました。
AIやロボットによる情報伝達は、機械的でドライなものを想像しがちですが、技術の進歩に伴い、むしろ人間的な温かみを感じるほどに発達しているのだと気づかされました。
「ドライブレコーダーを活用して事故を防ぐ」研究の最前線
東京農工大学工学府の毛利宏教授は、ドライブレコーダーから取得した映像データを分析し、事故防止に活用する研究を行っています。毛利教授と、デンソーテンの先行システム開発部で商品企画に携わる白石春樹氏との対談では、実際に事故が起きやすい状況を参照しながら、通信型ドライブレコーダーがどのように事故防止に貢献できるかを考えました。
プロレベルのドライバーと一般的な技能を持つドライバーでは、運転中の視線の配り方が違うといいます。「安全な視線の配り方」を解き明かすことができれば事故防止に大きく貢献できる、そんな可能性を感じる対談でした。
加齢で変化する運転操作、ドライブレコーダーはどう活用できるのか?
ここ数年、高齢ドライバーの免許返納問題が盛んに議論されるようになりました。加齢に伴い認知機能が低下するのは避けられませんが、機能低下が原因となる交通事故は防がなければなりません。そこで、高齢者の認知機能と運転可否判断などを研究している、福岡国際医療福祉大学の堀川悦夫教授に話を伺い、高齢化社会におけるドライブレコーダーの可能性について考えました。
「高齢者が安全に運転できるか」を適切に判断するには複雑なプロセスが存在し、そのためには運転データを迅速に分析する必要があります。また、高齢者の運転を支援するためには、運転データにもとづいたテレマティクスサービスを充実させることも重要になるでしょう。それらの点において、通信型ドライブレコーダーが貢献できる可能性があるとわかりました。
(デンソーテン「G500Lite」の製品ページへとリンクします。なお、記事を閲覧するには会員登録[無料]が必要です)
社会の関心事から、課題解決の糸口を探る
特集「ドライブレコーダーの進化に迫る」のコラムでは、社会的な関心の高いトピックスも取り上げています。特に企業の社有車を運転するドライバーや、社内でマネジメントを行う安全運転管理者にとって、日々の業務にも生かせる情報発信を行いつつ、課題解決の糸口を探っています。「居眠り運転」を防ぐには?
社有車の事故防止に役立つ情報として、まず「居眠り運転」への対策を考えました。居眠り運転は、たとえ従業員が安全運転の必要性を十分に認識していたとしても、働き方やライフスタイルが原因で起こる可能性があります。睡眠専門医の坪田聡氏(雨晴クリニック副院長)は、社有車で居眠り運転が起きてしまう原因について、「長時間の運転やシフト勤務で睡眠時間が不規則になって体内時計が狂い、睡眠の質が落ちている」ことを指摘しています。
このコラムでは、睡眠の質の高め方や、万が一運転中に眠気を感じたときの対処法について伺いました。また、顔認識の精度向上や、AI・ビッグデータによる分析を通じた、居眠り運転を防ぐ機能への期待についても語っていただきました。
「あおり運転」のメカニズムと対処法
2020年6月、道路交通法が改正され、「妨害運転罪」いわゆる「あおり運転」の罰則が設けられました。あおり運転は悲惨な死亡事故が起きたことなどを背景に、ここ数年で特に注目されるようになりました。しかし、法整備が進むだけでは必ずしも十分とはいえません。私たちの暮らしには至る所に「怒り」の種が潜んでいて、いつ自分があおる側、あおられる側となってもおかしくはないのです。
そこで、あおり運転が起きる要因と対処法について、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の代表理事である安藤俊介氏に話を伺いました。「アンガーマネジメント」はここ最近、ビジネスの場でも取り入れられる機会が増えてきましたが、運転する際にも応用できることがわかりました。
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先進技術を活用した取り組みからヒントを探る
自動車業界では、コネクティッドカーのみならず、自動運転や電動化の技術も進化を続けています。特集「ドライブレコーダーの進化に迫る」のコラムでは、そんな先進技術を活用した取り組みにも注目しています。自動運転技術を応用した「AI教習所」とは?
現在、自動車教習所では指導教員の不足が大きな課題となっています。そんな課題を解決するべくサービスを開始したのが「AI教習所」です。教習・検定システムには自動運転の技術が応用されています。教習車に搭載したセンサーが取得したデータと3Dマップを照合して走行位置や運転行動を把握し、AIが評価を行います。人間の指導員の代わりにAIがその役目を担うことで、人手不足の解消につなげるシステムです。
「AI教習所」と初めて聞いたときは、人の手を極限まで排除した教習システムを想像していました。しかし、AI教習所の代表取締役である江上喜朗氏に話を伺ってみると、人とAIそれぞれが得意な範囲を区別し、共生可能なシステムで運用するものでした。教習所の人手不足へのソリューションとして、今後の展開に期待したい取り組みです。
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「事故のない社会」を目指して
交通事故の数は、年々減少傾向にあります。今後さらに減少スピードを加速させるためには、通信型ドライブレコーダーをはじめとしたデバイスの進化が不可欠だと考えています。各分野の専門家とのインタビュー・対談を通じ、今後の取り組みのため数々のヒントを得ることができました。
特集「ドライブレコーダーの進化に迫る」のコラムでは、今後もさまざまな分野の専門家から話を伺い、「事故のない社会」をつくるために何ができるのか検討を続けます。
デンソーテンの通信型ドライブレコーダー「G500Lite」のWebサイトでは、当記事で紹介したコラムのほかにも、企業の安全運転管理者に向けた日々の業務に役立つ情報の発信や、実際に「G500Lite」を導入している企業の事例紹介なども行っています。ぜひこの機会に会員登録(無料)をしてご覧ください。
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