ドコモ、肝付町でAIを用いた乗り合いタクシー運行開始 全国初の取り組み
2019/10/2(水)
鹿児島県肝属郡肝付町(以下、肝付町)と株式会社NTTドコモ九州支社(以下、ドコモ)は、肝付町内2エリア(高山エリア、内之浦エリア)で2019年9月30日(月)から、ドコモの「AI運行バス®※1」システムを利用した新交通手段として「肝付町おでかけタクシー」の運行を本格的に開始する。
AI運行バスでは、これまでの定時定路線型バス等と異なり、利用者が呼びたいタイミングで専用のスマートフォンアプリまたは電話から予約することで、リアルタイムに最適な車両配車を行うことが可能。今回の運行では、事前に登録された自宅を含む、指定の乗降場所間での移動が可能となり、ドア・トゥ・ドアの移動を実現した。また、自治体でのAI運行バスシステム本格運行は全国初の取り組みとなる。少子高齢化や免許返納といった社会課題を背景に、肝付町民の交通手段の確保及び、移動利便性向上による町の活性化を担う新交通として、自宅や公共施設、商業施設等を指定乗降場所として実施する。運行は2019年9月30日(月)から開始し、各日 9:30~16:00(最終予約受付)の間で実施される。運行場所は肝付町の高山エリア、内之浦エリアの2エリア。対象は鹿児島県肝付町の住民とその他利用登録者だ。車両はセダン4台を使用し、(株)銀河タクシー、(有)立石タクシー、(有)鶴丸タクシーによって運行される。
※1 AI運行バスとは、人工知能(AI)によるリアルタイム処理の活用により、需要に応じ、最適な時間、ルートで、最適な運行を行う、NTTドコモの提供するオンデマンドモビリティサービスのサービス名称。