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駅探、北海道江差町にてオンデマンド交通を活用したMaaS実証実験開始

2021/12/15(水)

AIによる
リアルタイム便乗配車

株式会社駅探(以下、駅探)は、北海道地域でのMaaS事業展開の取り組みとして、北海道江差町エリアでの地域住民向けMaaSの実証実験を行う。12月14日付のプレスリリースで明かした。

北海道、特に地方都市は、公共交通の維持・確保が困難となっている。それに伴い、交通利便性が損なわれ、移動困難者が増え、自家用車の利用を余儀なくされている。同実証実験では、利用者の利便性を確保しつつ、限られた交通資源でも効率的かつ、継続的に運用できる移動サービスを設計。新たな移動手段の確立を目指す。

駅探は、2021年5月11日に公表した中期経営計画に従い、地域マーケティングプラットフォームの構築を推進している。同プラットフォームの目的は、駅を基点として、地域の生活者のニーズと地域の事業者の提供サービスとを結びつけていく役割を果たすことだ。

また、同プラットフォームは、地域生活・地域観光支援型MaaSにおいて、地域の生活者とオンデマンド交通をつなぐ役割を担う。そして、地域問題に対するソリューションとして持続可能なMaaSモデルを構築していくという。

同実証実験は、北海道経済産業局が公募した「令和3年度 北海道におけるMaaS実装化に資する収益循環モデルの事業性調査・分析事業」に採択された。サツドラホールディングス株式会社、株式会社未来シェア、公立大学法人公立はこだて未来大学、および公立大学法人札幌市立大学と共に実施する。

さらに、同実証実験では、事業性の調査・分析を行う予定だ。同社は、移動サービスを単なる交通手段と考えるだけではなく「新たな価値の創出」の機会と捉えている。移動の過程で得た新たな収益を循環させるモデルを検討することで、同サービスの利便性のさらなる向上を目指す。

なお、同実証実験では、サツドラホールディングスが提供する江差町独自の共通ポイントカード「江差EZOCA」も活用する。同カードのプラットフォームから取得したデータや町内EZOCA提携店舗を活用し、この収益循環モデルを持続可能なサービスとして確立するという。

検証する収益循環モデル

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