Grab、韓国・現代と起亜から資金調達 東南アジアのEV導入促進で提携
2018/11/7(水)
東南アジアでオンデマンド交通システムとモバイルペイメントプラットフォームを提供する業界大手の Grab Holdings Inc.(以下、Grab)は11月7日、韓国・現代自動車(現代自)と起亜自動車(起亜自)から合計2億5,000万ドルの出資を受け、東南アジアでEVプログラムのパイロット試験を行うための提携に合意したと発表した。3社はEVパートナーシップのもと、EV業界の利害関係者を集めて、東南アジアにおけるEV導入と認知度向上のための取り組みでも協力する方針。
Grabと現代自、起亜自はまず、2019年のシンガポールを皮切りに東南アジアで一連のEVパイロットプロジェクトを開始する。同プロジェクトでは、Grabのパートナー運転手のコスト効率を最適化すべく、EVの活用に重点的に取り組む姿勢。EVパートナーシップではこのほか、同地域でのクイック充電スタンド網の構築などのEVインフラ改善のため、地元政府やインフラ企業などの地域の利害関係者との協力を目指す。また、GrabのEV運転手向けにカスタマイズ可能な修理パッケージの開発を進め、東南アジアの暑く湿気の多い環境で最も効率的にEVを展開できる方法を検証していく。