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ホンダモビリティ事業、栃木・宇都宮でオンデマンドサービスの実証実験開始

2021/4/27(火)

利用イメージ

ホンダモビリティソリューションズ株式会社(以下、ホンダモビリティソリューションズ)は4月26日、栃木県宇都宮市と共同で、地域内交通の利便性・効率向上を目指し、予約・配車システムを用いたオンデマンドモビリティサービスの実証実験を2021年5月に宇都宮市河内地区、および清原地区で開始すると発表した。

宇都宮市では、高齢化に伴い、自家用車での移動に困難を抱える人が増えており、地域内交通の需要が高まっている。その中で、電車やバスなどの公共交通機関とのスムーズな乗り継ぎへのニーズや、運転手の人手不足などの課題があり、より効率的な運行が求められているという。

ホンダモビリティソリューションズは、2020年2月にホンダの日本におけるモビリティサービス事業の企画立案、および運営を担う事業会社として設立した。同社は、乗り継ぎや人手不足といった課題を解決し、利用者がより快適に移動できる環境を構築するため、ホンダ独自の双方向カーナビゲーションシステムによって蓄積されたインターナビのデータを活用して、乗り合い型のオンデマンドモビリティサービスの予約・配車システムを開発した。今回の実証実験では、その有効性を検証する。

今回開発したシステムでは、車両運行事業者はホンダインターナビのデータを活用し、最適な運行ルートを選択することが可能だ。車両運行の効率が向上することによって、必要最低数の車両・運転手で運行できるようになる。また、ユーザーはWEBアプリから、バスや電車など他の公共交通へ乗り継ぐ時間を指定して配車を依頼することも可能だ。

なお、今回の実証実験は、宇都宮市のUスマート推進協議会スマート・モビリティサービスの地域内交通運行・予約システム導入プロジェクトの一環として実施する。ホンダモビリティソリューションズは、交通弱者、渋滞、交通事故といった社会課題の解決、移動の利便性の向上を目指して新しいサービスの実現に取り組み、一人ひとりの「移動」と「暮らし」の進化に貢献し、新しい日常を創造していくと述べている。



(出典:ホンダ Webサイトより)

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