GXやカーボンニュートラルを進めるための方法の1つとして、水素が注目を集めている。国土交通省は「鉄道分野のGXに関する基本的考え方」で水素車両の営業運転開始をとりまとめに含めており、ジャパンモビリティショー（JMS）2025では複数の企業がFCVを発表。ほかにも、水素トラックや水素発電など、さまざまな形での水素利用が検討されている。

次に重要になるのは実用までのスケジュールだ。鉄道の水素車両は2030年までに営業開始を目標に掲げている。東京都は、燃料電池商用車の導入目標を2030年度に約5000台に設定した。この目標達成に向け、企業や団体は既に動き出している。当記事では、2024年11月～2025年11月に行われた水素・FCV関連の取り組みについてまとめる。