インクリメントPの地図APIサービス、コンビニ地図プリントに採用
2021/8/20(金)
インクリメントP株式会社(以下、インクリメントP)開発・提供の法人向け地図APIサービス「MapFan API」がスマホアプリ「コンビニ地図プリント」に採用された。同社が8月19日付のプレスリリースで明かしている。
「コンビニ地図プリント」は、株式会社ビジカ(以下、ビジカ)が開発した著作権者の印刷許諾付き地図プリントができるスマホアプリだ。デジタル地図には著作権が存在する。そのため、地図サービス利用者は地図サイトからの印刷、複製、二次利用等を行う場合、地図制作会社からの「使用許諾」を受けて利用する。しかし、「地図制作会社=サービス提供会社」であるとは限らないため、サービス利用規約の範囲を超えた利用の場合、著作権侵害になるケースがある。インクリメントPには、デジタル地図に関する利用許諾の問い合わせが多く寄せられている。ビジカは得意とするコンビニプリント技術に知見があり、位置情報サービスのシステム開発にも力をいれている。
大手企業や中堅企業はデジタル地図を印刷・利用するために独自のシステム開発やパッケージソフトを利用する。一方で、中小企業や個人事業主(または個人)が大規模なシステム開発などを行うことはない。そのため、地図の印刷許諾を得るサービスも少なく、デジタル地図が簡単に印刷・利用できないという課題に着目し、今回のサービスを開発した。
「コンビニ地図プリント」は、コンビニエンスストアで気軽に地図を印刷・商用利用できる。地図デザインや多言語表記の豊富さから多様なカスタマイズが行える。印刷許諾付き地図であるため、公的機関への提出資料などのビジネスニーズ、旅行・イベントなどのプライベートニーズなど、幅広い分野での活用が可能だ。また、最近テレワークの広がりにより、身近なプリント環境であるコンビニのマルチコピー機の需要が伸びている。
インクリメントPは、地図プリントの利用許諾の確認が必要なく、より身近な環境で良質なプリントができることによる、新しい地図の価値を提供すると述べている。
(出典:インクリメントP Webサイトより)