タクシーサイネージ事業が統合 IRISのTokyo Primeが全国5万台規模に
2020/7/29(水)
株式会社IRIS(以下、IRIS)が運営するタクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」は、株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)が運営する「Premium Taxi Vision※1」とサービス統合を行うと発表した。
統合によって東京都内のタクシーサイネージ設置台数は約19,000台(2020年7-9月比1.8倍)、地方主要都市の設置台数は約31,000台(2020年7-9月比1.6倍)、月間のべリーチ人数は約2,500万人(2020年7-9月比1.4倍)に達する。配信規模が大幅に増加することで、これまで以上の広告効果を見込む※2。統合後も引き続き「Tokyo Prime」の名称でサービスを展開する方針だ。※1 2019年からDeNAのMOVで提供を始めたタクシーサイネージメディア
※2 数値はいずれもIRISの発表によるもの
広告の配信は10月5日から開始。8月3日から2020年10-12月度の販売を開始する予定。【上記図は2020年6月末時点の各社媒体資料を参照しIRISが発表したもの。Tokyo Primeの台数は2020年10月時点の台数】
IRISは、MoT(当時:JapanTaxi)と、株式会社フリークアウト・ホールディングスとの合弁会社として2016年に設立。タクシー向けにデジタルサイネージの開発や広告の販売を行う企業だ。同社が運営する「Tokyo Prime」は、2020年7月1日時点で、都内最大手の日本交通、帝都自動車交通など東京都内10,500台のタクシーを含む、全国主要10都市※3のタクシー合計約30,000台の車両で音声付動画を放映している。※3 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道、福岡
今後IRISは、タクシーサイネージ設置台数の拡大だけでなく、キャッシュレス端末としての機能やサイネージ内コンテンツの拡充などにも取り組むとしている。MoTはJapanTaxiとDeNAによるMOVの事業を統合し、今年4月から新体制で事業を開始。本日付けで両社のサービスを統合した新しいタクシーアプリ「GO」を9月からリリースすることも発表している。