【JAL MaaS】地上交通の検索・予約可能 JR東日本らとも連携
2022/2/18(金)
日本航空株式会社(以下、JAL)は、国内空港を中心とした地上交通での移動について、航空機の移動を含めた経路検索、ならびに交通事業者と連携した予約・手配を行える「JAL MaaS」の提供を開始する。2月17日付のプレスリリースで明かした。
JALは、これまでもさまざまな交通事業者と連携し、出発地と空港、および空港と目的地間をダイレクトにつなぐ移動手段の手配ができるサービスなどを提供してきた。今回のサービスでは、経路検索機能を導入し、経路検索上でユーザーと各事業者の接点をつなぐことにより、出発地から目的地までシームレスに旅行できる仕組みを構築した。さらに、今回のサービスでは、東日本旅客鉄道株式会社が提供するリアルタイム経路検索サービスを利用し、日本の航空会社で初めて空の便と地上交通の遅延状況も反映するリアルタイムな経路検索を行える。さらに、検索オプションに表示される移動手段の一つとして、WHILL株式会社の近距離モビリティWHILLを選択することもできる。検索画面の“交通手段(移動手段)”から「近距離モビリティ(次世代型電動車椅子)」を選択すると、例えば羽田空港を利用する場合、同空港国内線で実用化されている「WHILL自動運転モビリティサービス」が、第1ターミナルの保安検査場から利用する搭乗口までの経路案内として表示される。
また、「近距離モビリティ(次世代型電動車椅子)」を選択中は、旅先や目的地での移動手段の“おすすめ”に折りたたみが可能な「WHILL Model F」が表示される。自身の移動スタイルに合わせて、旅先でも受け取ることができる日額レンタル(※最短3日間)を申し込むことが可能だ。
また、株式会社NearMe(以下、ニアミー)は、「JAL MaaS」の一環として、ドアツードアのオンデマンド型交通手段として空港送迎サービス「nearMe.Airport(ニアミー エアポート)」提供を徳島飛行場にて開始する。2月17日付のプレスリリースで明かした。徳島での「nearMe.Airport」には、株式会社電脳交通(以下、電脳交通)の提供する配車システム「電脳交通」を活用する。
ニアミーと電脳交通は、「nearMe.Airport」と「電脳交通」との連携を進めている。2021年10月には、南紀白浜空港を営業エリアとしている南紀白浜第一交通が導入し、「nearMe.Airport」の運行を開始。今回が2件目だ。
なお、JALは、今後もさまざま事業者との連携を拡大し、さらなる利便性の向上を実現していくという。さらに、JAL MaaSを通じて世界中のヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かでサステナブルな社会を実現していくと述べている。
(出典:JAL Webサイトより)