JALとNearMeが連携、空港と街を結ぶスマートシャトルの利用促進へ
2020/9/9(水)
日本航空(JAL)は7日、新しい移動サービス実現に向けてAIを活用したモビリティサービスを提供するNearMe(ニアミー)と連携することを発表した。
これまでにもJALは、「すべてのお客さまに対するストレスフリーな移動の提供」に向けた取り組んでいた。ニアミーもリーズナブルな相乗りシャトルサービスの「スマートシャトル」の提供を今年開始した。ニアミーのシャトルサービスは、既に「成田空港-都内15区」「羽田空港-都内15区」「那覇空港-那覇市内(指定エリア)」の3エリアでサービスを開始している。今回の連携は、空港での待機時間の解消および滞在時間の効率化が目的である。空港によっては、施設のそば、あるいは施設内に駅やバス停が存在しているところもある。しかし、これらの公共交通機関を利用するにしても、待機時間の発生は避けられなかった。今回、JALとニアミーが連携することで、航空機を利用する前後に「スマートシャトル」を利用するという新しい移動手段が可能となった。
両社の連携を記念し、ニアミーのサービスを利用することでマイルがたまるというキャンペーンも9月7日から始まった。利用希望の前日までにJALとニアミーの共同特設サイトで予約し、乗車後のアンケートでJALマイレージ番号を入力・回答すると、マイルが積算される仕組み。積算されるマイルは、那覇空港-那覇市内の対象エリア間で25マイル、都内15区-羽田空港間で110マイル、都内15区-成田空港間で180マイルとなっている。
なお「スマートシャトル」に使用される予定の車両は、ハイエースなどの最大9人乗りのバンである。ただし人数が少ない場合はセダンとなる。新型コロナウイルス感染予防対策として、車内換気、乗車予定者の事前決定、少人数での運用、全乗務員の体調管理徹底などが7項目を順守して運行する。
JALとニアミーは、沖縄・東京地区での連携を足掛かりとして、日本各地の空港と目的地をシームレスに結ぶ新たな移動体験の創出に向けた取り組みを進める、と述べている。
(出典:JAL Webサイトより)