JR東日本、3月から自動列車運転装置を常磐線の各駅列車へ導入
2021/2/18(木)
JR東日本は、同社で初めてとなる自動列車運転装置(Automatic Train Operation:ATO)の使用を開始する。3月13日から、常磐線の各駅停車にて自動列車運転装置の導入を順次行う。
自動列車運転装置とは、運転士による運転台の出発ボタン操作により、列車衝突などを確実に防止する自動列車制御装置(Automatic Train Control:ATC)の信号の制限速度範囲内で、駅間の速度を自動制御するシステムだ。既にJR九州では、2020年12月から自動列車運転装置を用いた自動運転を営業列車で実施している。JR東日本では、鉄道の質的な変革の取り組みとして、サービス、安全、保守、運行、環境などさまざまな側面からスマートトレインを実現することを目指している。今回の発表はその一環で、常磐線各駅停車の綾瀬駅から取手駅までの区間で、3月13日の始発から自動列車運転装置を順次使用する。
なおJR東日本は、今回の自動列車運転装置の導入、および今後のホームドア整備により、常磐線各駅停車のさらなる輸送の安全・安定性向上を図ると述べている。
(出典:JR東日本 Webサイトより)