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JR西日本と三井住友海上が連携 企業向けMaaS推進

2020/12/3(木)

JR西日本と三井住友海上のプレスリリースより

JR西日本と三井住友海上のプレスリリースより

西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)と三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)は、スマートフォンアプリ「WESTER」を活用したMaaSの社会実装推進に関する提携を結んだ。今後、両社は企業向けにMaaS推進の実証実験を行う。

JR西日本と三井住友海上は、「企業におけるMaaS活用の推進」と「MaaS向け保険商品・サービスの開発」について協力して取り組むことに合意した。

提携の第一弾として、企業向けMaaS活用を推進するべく実証実験を実施。企業の社有車利用状況から、MaaSへのシフトを検証する。

具体的には、まず車載端末を利用して社有車の実態調査を行う。最大稼働台数や走行ルートを参照して、公共交通への切り替えや、新たなモビリティ導入・走行ルートの検証を行う方針だ。さらに、社有車から公共交通への切り替えについて受容度調査も行い、今後の継続可能性を探るという。

12月から来年2月まで協力企業の社有車を使用した実験を行い、来年3月に実験結果の分析・評価を行う予定だ。また、この実証実験では、株式会社スマートバリューのクルマに特化したIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」を活用する。

実証実験のフロー(JR西日本と三井住友海上のプレスリリースより)

実証実験のフロー(JR西日本と三井住友海上のプレスリリースより)



JR西日本は、今回の提携などを通じて企業のMaaS活用余地(公共交通シフトの可能性)を検証し、その結果を踏まえ、日常利用向けMaaSの普及に向けた新たなサービスを検討する。三井住友海上はMaaS活用の可能性を検証するとともに、新たな保険商品・サービスの検討を行う。

また、この実証実験で一定の効果が確認された場合、両社は企業向け汎用サービスとして展開の拡大も見据えている。

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