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JTBと日立、観光DX推進に向けた新サービス提供の共創開始で合意

2025/6/30(月)

JTBと日立製作所(以下、日立)は6月24日、観光DX推進に向けた新たなサービス提供において共創を開始することで合意したと発表。旅行者の利便性の向上や周遊促進、観光関連事業者の生産性向上・収益向上をめざし、持続可能な観光地域づくりに貢献するという。

両社は、第一弾の取り組みとして、香川県小豆島において8月1日より生体認証などを活用したデジタルチケットによる新たな周遊企画券サービス「tebu-Ride PASS」の実証実験を行う予定だ。

「tebu-Ride PASS」の特長は、ビーコン(無線装置)技術を活用したハンズフリーチケッティングによって、施設のゲートでのウォークスルーや顔認証による利用が可能になることだ。事後決済方式を採用することで旅行中の決済手続きを簡素化し、利用額に応じた割引制度も提供することでツーリズム体験の付加価値を向上させるという。

なお、両社は、観光分野におけるエリア特有の課題解決を図り、観光客・地域住民・インバウンドなど多様化するユーザーニーズを適切に捉え、地域の消費拡大や観光産業の収益・生産性向上に貢献していく。そして、今回のシステムを基盤とし、自治体や地域の事業者がデータを活用し、観光客の行動パターンや需要動向を詳細に分析することで、よりパーソナライズされたサービスの提供や効果的な観光戦略の立案など、さらなる観光DXの実現を目指すと述べている。

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