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関西電力、電力マネジメントとEVシェアの法人向けサービスを開始

2020/7/15(水)

写真はイメージで、実際の車両とは異なります。

写真:Adobe Stock
写真はイメージで、実際の車両とは異なります。

関西電力株式会社(以下、関西電力)は、法人顧客を対象に電気自動車(EV)リースとカーシェアリングシステムなどを活用したモビリティサービスの提供を、7月10日に開始した。
EVのリースサービスは、EV車両と充放電器、充放電の管理システムをパッケージにして提供するもの。管理システムが電力需要を予測してEVの充放電を制御し、法人事業所などのエネルギーマネジメントを行う。さらには停電時などの電力供給といったBCP(事業継続計画)※1対策として利用することも可能だ。
※1 BCP(事業継続計画):企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと(引用:中小企業庁)

また、カーシェアリングシステムを活用することで、遊休時間での利用促進も行う。サービスを導入した法人の従業員は、社用車であるEVを業務目的のみでなく通勤やプライベートにも利用することができる。株式会社しぇあくるが開発した、社用車を会社と従業員でシェアするシステムを導入した。従業員はWebページを通じて予約し、ICカードを専用端末に挿し込むと社用車を利用できる。

関西電力グループは、中期経営計画において「低炭素社会の実現」を掲げている。社会課題解決に向けた新しいチャレンジの1つとして、今後モビリティ分野に取り組む方針だ。今年6月には営業本部内に「eモビリティ事業推進グループ」を設置するなど、EVを中心にしたモビリティサービスを推進している。

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