長野県小諸市、DXとMaaSの社会実験「縁JOY!小諸」実施
2022/4/13(水)
長野県小諸市(以下、小諸市)は、DXによる情報発信とMaaSによる新交通とを組み合わせた社会実験「縁JOY!小諸」を2022年4月16日よりスタートする。4月11日付のプレスリリースで明かした。
小諸市はかねてより、さまざまな視点での情報発信や静かでクリーンな次世代型のコミュニティバスの試験運行など、観光と日々の暮らし両面からサービスの向上に努めている。同社会実験は、小諸のまちなかでの滞留と回遊の促進を目的として、DXとMaaSを組み合わせて、官民共創により実施する。DXによる情報発信では、地図情報型サービス・LINE公式アカウント「信州こもろ・こま~す」と、まちなか等の新コンテンツ提供サービス・Webサイト「縁JOY!小諸ポータル」とを相互連携する。これにより、自宅でも外出中でも小諸の情報を“発見”できる。さらに、小諸駅と懐古園、こもテラス・ツルヤ小諸店に、データ連携したデジタルサイネージ「こもろタッチ」を設置し、シーンに応じた情報提供を行う予定だ。
MaaSによる新交通では、環境にやさしいEVバス「こもこむ号」と開放型3輪電動カート「egg」により、北国街道まち巡り便を運行する。加えて、LINE公式アカウント「信州こもろ・こま~す」の経路検索・チケット販売機能により、しなの鉄道と連携したサービスを提供する。「信州こもろ・こま~す」では、しなの鉄道の往復切符の2割引で1日フリー乗車券を購入できる他、「布引観音・台地巡り便」をはじめ、季節の見どころをEVバス等で回るサービスも提供するという。なお、同社会実験は、4月16日~11月26日に実施する。