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KPMG、「デジタル×健康実証事業」をさいたま市美園地区で実施

2022/9/26(月)

KPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)は、さいたま市美園地区において、「デジタル×健康実証事業」を2022年10月~2022年11月に実施する。9月15日付のプレスリリースで明かした。
同実証調査は、自家用車から徒歩や自転車への行動変容の促進とともに、運動習慣の定着を目指している。具体的には、地域ポイントの付与を通じて、美園地区住民が歩く機会を創出する。これにより、日常的な運動の実施・地域資源の再発見による地域への愛着向上を図る。さらに、アーバンスポーツを体験/観戦できるイベントを開催することで、今後も継続的に取り組めるスポーツの発見につなげる。

また、同実証調査では、スマートフォンアプリを活用し、実証調査に参加する地域住民が美園地区に設定された3つのルートの拠点を周ることで地域ポイントを付与する。くわえて、調査を通じて得られた歩行データを可視化し、さいたま市が目指す「ウォーカブルな都市空間・環境の形成」につながる新たな施策に活用する。今回の実証調査を通じて地域住民が獲得した地域ポイントは、地域のマルシェ(市場)をはじめ、関連する他のイベントで使用可能だ。

さいたま市における実証事業では、駅を核としたスマート・ターミナル・シティに向けて、モビリティを軸として商業や健康分野間で連携する。これにより、移動と暮らしを支える「ライフサポート型MaaSの構築」に向けた取り組みを展開する。同時に、各取り組みから得られる各種データを用いた効果検証を通じて、ウォーカブルな都市空間・環境の形成を目指す。

「2021年度補正予算スマートシティ実装化支援事業」では、これまで「モビリティサービスの拡充」や「モビリティ×商業」に取り組んできた。「モビリティサービスの拡充」では、移動機会の創出と自家用車から公共交通機関への移動手段の転換促進を目的としている。「モビリティ×商業」は、地域内の回遊性の向上に向けたマーケティング施策だ。今回の実証調査は、「モビリティサービスの拡充」や「モビリティ×商業」に続く、3つ目の施策になる。

ほかにも、KPMGコンサルティングは、さいたま市スマートシティ推進コンソーシアムが実施する「AIオンデマンド交通サービスの第2期実証運行」を2021年12月~2022年2月に支援している。この実証運行は、国土交通省による「2021年度スマートシティモデルプロジェクト」に係る実証調査の一環だ。同社は、美園地区のさらなる発展に寄与するため、引き続き多面的に協力していくという。

さらに、同社は、今後もさまざまな領域に精通した専門家が豊富な知見を生かし、スマートシティへの取り組みを通じて社会課題解決に取り組む自治体と事業者を多角的に支援していく。また、各地での取り組みを実証から実装へアップデートするために、地域に根付いた持続可能なスマートシティ構築を推進していくと述べている。

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