MaaS Globalが破産申請
2024/3/19(火)
海外メディア「Shifted」は3月15日、2015年にフィンランド・ヘルシンキで設立したモビリティアプリケーション開発企業のMaaS Global社が、ヘルシンキ地方裁判所に破産申請を行ったと発表した。
同社はこれまで1億6200万ドル以上を調達。NordicNinja、BP Venturesのほか、トヨタファイナンシャルサービス、あいおいニッセイ同和損保、デンソー、三井不動産、三菱商事などから出資を受けていた。また、MaaS Global社は世界初のMaaSオペレーターとして知られ、MaaSアプリ「Whim」を提供。Whimはヘルシンキをはじめ、ウィーン、アントワープ、バーミンガム、東京、スイス全土で利用されてきた。
さらに、フィンランドの新聞「Helsingin Sanomat」によると、同社はヘルシンキで約1万人のアクティブユーザーを抱えていたが、長い間赤字が続いていた。最新の財務報告書によると、2022年には380万ユーロの収益を上げたものの、930万ユーロの損失を出していたという。
この記事は「Shifted」、「Helsingin Sanomat」基にLIGAREにて作成。
(出典:Shifted、Helsingin Sanomat)