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マクニカとDMP、低速モビリティ向けの自動・自律運転等において協業

2021/11/15(月)

低速モビリティ向け
自動・自律運転/安全運転支援ソリューション
概要

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(以下、DMP)と株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は、今後、低速モビリティ向けの自動・自律運転や 安全運転支援分野において協業する。両社が、11月10日付のプレスリリースで明かした。両社が保有する技術力、営業力、ノウハウを掛け合わせることでソリューションを構築し、少子高齢化や人口減といった日本の社会課題の解決を目指す。
少子高齢化によるさまざまな問題は、高齢者の移動や搬送・作業者の不足等を代表とした大きな社会課題であり、日々我々の実社会で確実に広がりつつある。同時に、5Gの普及やモビリティ革命が社会・産業構造にパラダイムシフトをもたらしている。

CASEやMaaSの取り組みは自動車産業だけでなく、公共交通サービス、シェアリングビジネス、配車サービスを巻き込み、近未来のまちづくりにも影響を与えている。また、建設業、農業などさまざまな分野においても省人化および自動化を伴うDX化が急速に進められている。そうした中、UGV、AGV、AMR※に代表される、AIとロボティクス技術を組み合わせた自動化・自律化への期待と需要が急激に高まっている。

UGV
Unmanned Ground Vehicleの略。無人で地上(主に屋外)を走行できる車両の総称。

AGV
Autonomous Guided Vehicleの略。無人、自動で走行できる搬送車で、主に製造工場や自動倉庫などで使用される。自律走行方式によって、経路に沿って設置した誘導体(磁気テープ、光反射テープ、電磁誘導ケーブル等)によって誘導する経路誘導式(path guide)、先行する特定の人や車両などに追従する追従式(target guided)、及び軌道、誘導体、人の操縦などがなくても目的地へ移動する自律移動式(self-navigation)に分類される。
AMR
Autonomous Mobile Robotの略。磁気テープなどの誘導体を必要とせず(ガイドレス)で、搭載されたセンサーなどの情報から自己位置の推定を行う自律走行搬送ロボット。(プレスリリースより)
両社は、こうした社会・産業構造変化に対応すべく、特に低速度領域における自動・自律運転のハードウエア・ソフトウエアのプラットフォームの構築・提供を目指す。組み合わせる技術は、DMPのAIを活用した自律運転技術および安全運転支援技術と、マクニカのセンサー、AI半導体ならびにデータ収集含めた実証実験のノウハウや運営力、営業力だ。

自動・自律運転や先進安全運転支援の開発には、それぞれの用途に応じた自動・自律走行や安全運転支援機能の開発が必要だ。例えば、掃除ロボット、各種搬送車、セニアカー、建設用機器、農機等、それぞれの機器に対応する走行目的、場所、ルートや環境等を設定しなければならない。また、自動・自律運転や先進安全運転支援のシステム構築には、各種センサー、高性能なAI半導体およびAIソフトウエアを組み合わせることが必要だ。

そこで、マクニカは、高性能AI半導体、ステレオカメラやLiDARセンサー等の各種センサーとデータプラットフォームを提供。DMPは、自動・自律運転向けソフトウエア「ZIATM MOVE」や安全運転支援ソフトウエア「ZIATM SAFE」を開発・提供する。これらの技術を組み合わせることで、垂直統合型の開発プラットフォーム環境を実現する。これにより、さまざまな用途、目的に応じた自動・自律運転や先進安全運転支援における開発プロジェクトの開発工数を低減し、促進・支援する最適なソリューションを提供する。なお、両社は今後、屋内外で低速に走行する車両分野として、倉庫内搬送、農機、建設・ゼネコン、セニアカー等に幅広く提供していくと述べている。

(出典:DMP Webサイトより)

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