ASEANでのEV普及に向け、丸紅がシンガポールのStridesと提携
2023/1/16(月)
丸紅株式会社(以下、丸紅)は、EV普及に向けて、シンガポールのSMRT Road Holdingsグループ(以下、Stridesグループ)と戦略的提携に関する覚書を締結した。1月13日付のプレスリリースで明かしている。
脱炭素社会実現に向けた関心の高まりと共に、欧米諸国や中国を中心としてEV化へのシフトが進んでおり、ASEANでもEV普及に向けた動きが加速しつつある。EV普及には、経済的合理性、航続距離、充電インフラ整備などの課題がある。しかし、所定の配送ルートや中継拠点がある商用EVにおいては、計画的な管理・運営を実現することで早期導入が可能と考えられている。Stridesグループは、シンガポールにおける交通事業者として、率先してEV化を推進するために、EVのライフサイクル全体にわたるワンストップなサービスを提供している。具体的には、EV向けファイナンス、充電サービス、フリートマネジメント事業、および中古車の買取・販売などだ。
両社は、同提携を通じて、ASEANにおける商用EVフリートマネジメント事業※、オンデマンド交通、ならびに自動運転サービスを含むelectric Mobility as a Service(以下、eMaaS)事業、ならびにそれらを軸とした多様なモビリティニーズに応える事業の構築を目指す。
※ EVの企業向け商用車リース・レンタル事業を含め、ユーザー企業が利用する車両の調達から、メンテナンス・修理、処分に至るまでのあらゆる車両関連の管理業務を提供するもの。(プレスリリースより)
なお、丸紅は、今後ASEANにおいて、EV普及に向けて、商用EV車両の導入・推進、EVに関わる課題解決と、EVを活用したeMaaS事業に取り組んでいくと述べている。(出典：丸紅 Webサイトより)
