MaaSアプリとAIオンデマンド交通連動 名鉄らが名古屋で実証運行
2025/8/6(水)
名古屋鉄道は8月1日、国土交通省の「令和7年度『交通空白』解消緊急対策事業」に「西福田学区交通空白解消プロジェクト協議会」の一員として選定され、名古屋市港区の西福田学区を中心としたエリアでのAIオンデマンド交通「Dバス」の実証運行に参画することを発表した。
本実証実験には、名古屋鉄道および名鉄タクシーホールディングスのほか、名古屋市や名古屋鉄道と「産学連携に関する協定」を締結している名古屋大学なども参画し、産官学の各事業者が連携して取り組むものだ。
具体的な取り組みとしては、名古屋鉄道は、名古屋市のマイクロMaaSサイト「デライド」において、Dバス予約機能の提供を再開する。このほか、同社が提供するエリア版MaaSアプリ「CentX」の機能を活用し、地域住民や来訪者に対する交通手段にくわえ、観光地や商業施設等の情報を提供し、スムーズな移動および周遊の促進により地域活性化を図るという。