Mellow、神戸市ニュータウンの実証実験にてSHOP STOP展開
2021/7/26(月)
株式会社Mellow(以下、メロウ)は7月21日、「まちなかサービス事業性検証構想コンソーシアム」の実証実験に協力すると発表した。「まちなかサービス事業性検証構想コンソーシアム」は、株式会社日本総合研究所主催の団体だ。
まちなかサービスは、ラスト&ファーストマイルの移動サービスと公共交通との連携を通じ、地域内での移動のしやすさを高める取り組みだ。しかし、目的地となるような外食や買い物の拠点が移動ルート内に少ないこと、コロナ禍の影響で外出を控えていることなどから利用率が低下した。さらに、移動距離が短く、運賃収入が限られる住宅地内限定での近隣移動サービスの事業化の困難さが課題としてあがっていたという。今回の取り組みでは、移動ルート内にキッチンカーなどの店舗型モビリティを配車することで、魅力的な目的地を新たに創出する。これにより、住民のサービス利用率・定着率の向上を目指す。また、自治会との事業スキーム構築ノウハウを活かし、運賃収入にプラスしてキッチンカーの収益の一部が地域(NPO法人等)に入る仕組みを構築。ゆくゆくは、運営に必要な資金が循環し、持続可能なサービス運用の一端を担うこと、ひいては地域経済活性への貢献を目指す。
「まちなかサービス」は、オンデマンド乗合サービスとして8:30~19:00(平日のみ。土日祝日は運休)に実施する。運行地域内の78カ所に乗降ポイントを設定し、AI運行バスとAPIを連携した配車予約システムを使用している。「SHOP STOP」は、7月21日、7月25日、7月28日の11:00~18:00に実施する。なお、メロウは今後、自治会との連携や移動サービスのエコシステムづくりを通じて、住民満足度の向上や、地域の魅力創出に寄与していくと述べている。