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ベンツ、新型Aクラスに新対話型システム 「暑い」の一言で室温最適に

2018/10/22(月)

メルセデス・ベンツ A 180 Style (AMGライン装着車)

メルセデス・ベンツ A 180 Style (AMGライン装着車)

 

メルセデス・ベンツ日本株式会社は、新型「Aクラス」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、10月18日から注文受付を開始した。なお、納車は本年12月以降を予定している。
 
新型Aクラスは、先代モデルのワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいボディにメルセデス・ベンツの先進技術を注ぎ込むことで快適性が大きく向上したスポーツコンパクトモデル。これまでSクラスやEクラスなど上級モデルに搭載されていた最新の安全運転支援システムを採用するなど、多くの機能を搭載している。特に注目度が高いのが、新しいマルチメディアシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザー エクスペリエンス)」だ。
 

■MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)

新型 A クラスはメルセデス・ベンツとして初めて、新開発の対話型インフォテインメントシステム MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)が搭載された。その最大の特長の 1 つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている点だ。自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールなども備えられている。ボイスコントロールは「Hi, Mercedes」をキーワードとして起動する、WuW(Wake up Word)方式が採用されている。
標準装備される新型自然対話式音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。

従来の音声認識機能は命令語が決まっていて、ユーザーがそのとおりに発話する必要があったが、 MBUX の音声認識機能は、自然言語認識機能の搭載により、事実上ほとんどの命令に従い、インフォテインメントおよび車両操作関連の文章を認識・理解できる。遠まわしな表現 、例えばクライメートコントロールで温度を下げる場合、「温度 24 度」という明確な命令ではなくても、「暑い」と言えば理解することが可能だ。

MBUX に備わる予測機能は、人工知能を利用しており、ユーザーが次に何をしたいかを予測できる。例えば、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対しては、その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示する。また、決まった時刻にラジオを放送局に切り替えるユーザーには、その提案を行う。さらにナビゲーションシステムにおいては、ユーザーがよく通行するルートを検知すると、そのルートを使う目的地への案内をバックグラウンドで開始する。そしてナビゲーション画面に、例えばフィットネスクラブなどを「おすすめ目的地」として表示。そこへ行くことを確認するだけで、渋滞に関する警告など、ルートに関するあらゆる情報をすぐに得ることができる。
 

■音声認識の進化が、人とクルマの関係性を変える

MBUXで採用された「Hi, Mercedes」とキーワードで起動する方式は、昨今のスマートスピーカーの普及で非常に馴染みのあるものだ。音声認識技術やAIの急速な発展により、定型的な言語の往復から、自然な会話のように人とクルマがコミュニケーションを取ることができるようになりつつある。今回のMBUXはその意味で非常に注目度が高いと言える。また、単なる会話ツールとしてだけでなく、高度な予測機能を応用してさまざまなサービス連携にもつながるだろう。クルマから人へ最適なサービスの提案を行う、これまでと違う関係性がもうすぐ見られることを期待したい。

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