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四国電力、FOMMへ出資 四国でのモビリティサービス視野に

2018/10/22(月)

四国電力は10月19日、小型電気自動車の企画、開発を行うベンチャー企業である株式会社FOMMに、3億円の出資を行ったことを発表した。
FOMMは、手元でアクセル操作が可能な「ステアリングアクセル」や車輪内部に電動モーターを装備する「インホイールモーター」の採用などにより、2014年に世界最小クラスの4人乗り電気自動車を開発するなど、小型でありながら居住性に優れた車両設計技術を有している。また、家庭での充電に加え専用のステーションでも交換できるカセット式バッテリーの搭載や、水害時には水に浮いて移動可能な構造設計といった独創的な技術により、既に国内外の自動車関連企業の関心を集めている。現在は、市場拡大が見込まれるタイにおける超小型電気自動車の生産・販売に向け、バンコク近郊の生産工場で量産試作車の製造を既に開始している。来年2月に量産を始める予定。

四国電力は、新たな電力需要を創出する観点から、電気自動車、車載蓄電池に関する知見の獲得や出資パートナー等との関係構築による新たなビジネス展開も視野に入れている。将来的には、電気自動車のカーシェアリングなど、四国内におけるモビリティサービスの提供についても検討されている。

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