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MoT、自動運転車両と信号情報の連携を検証 静岡県下田市の実証実験で

2020/12/7(月)

株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は、静岡県が取り組む「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」における下田市での公道での実証実験(12月7日〜12月15日)において、自動運転車両への信号情報の配信技術を検証すると発表した。

名古屋大学が担当する自動運転システム内で、配信された信号情報を活用して円滑な加減速を行う技術を検証する。

今回下田市で行う実証実験では、3つの交差点を通過するルートを走行する。各交差点の信号制御機には日本信号の専用無線装置を取り付け、MoTは信号の灯色や残り時間などの信号サイクル情報を、携帯電話網を用いてクラウドサーバーで収集し、自動運転車両からのリクエストに応じて、自動運転車両へ配信する。このシステムの開発には、MoTがこれまで培ってきたクラウド技術の経験が生かされており、低コストかつ汎用的な仕組みを実現したという。信号情報を受信した車両は、自動運転システムにより「進む」か「停止」かの制御を行う。

【実証実験の様子】


また、情報の配信は、警察庁の「信号制御機に接続する無線装置の開発のための実験に関する申請要領」に基づいて実施する(文中リンク:警察庁Webサイト)。

MoTでは、これまで信号情報の配信技術について、技術面・安全面の検証を神奈川県藤沢市・愛知県常滑市・愛知県春日井市などでの実証実験で行ってきた。同社は今後もさまざまな条件下で公道での実証実験を行い、将来の一般化、拡大に向けて検証を行う考えだ。

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