よく渋滞する区間ごとに予測 ナビタイム、「AI渋滞予報」提供開始
2023/4/25(火)
株式会社ナビタイムジャパンは、「渋滞情報マップby NAVITIME」で「AI渋滞予報」を4月21日から提供開始する。
同機能は、高速道路上でよく道路混雑が発生する全国100区間の朝7時から23時までの渋滞を予測し、各区間がいつもよりも混んでいるかをグラフや地図上で表示するものだ。また、同機能は、「きょうの渋滞予報」画面で地図上に混雑が発生しやすい区間の渋滞予報をアイコンで表示する。このため、ユーザーは、天気予報のように一目でその日に予想される渋滞具合を判断できる。一方、「渋滞予報グラフ」では、1時間ごとの渋滞度合いをグラフで表示し、普段に比べてどこかどのくらい混むのかを直感的に判断可能だ。同機能は、プレミアムコース会員が使用できる。
さらに、同機能は、ドライバーの感覚に沿った区間の単位や時間のスパンで渋滞予報を把握できるようにするため、「東名高速道路(上り)伊勢原JCT~横浜町田IC間」のようによく渋滞する区間を1つの単位として、1日分の渋滞予報を表示する。
全国の道路交通渋滞で年間に発生する渋滞損失は、約12兆円にも上り、環境問題や経済効率の低下等を引き起こしているといわれている(国土交通省「効果的な渋滞対策の推進」より)。同社は、精度の高い渋滞予測や渋滞予報を提供し、ドライバーが渋滞を避けられるようにすることで、ドライバー自身の安全で快適な運転をサポートする。同時に、それが移動の分散につながり、交通集中が少なくなることで、社会課題の解決にも貢献できればと述べている。