同サービスは、トヨタファイナンシャルサービス株式会社、ナビタイムジャパン、西日本鉄道株式会社、ネクスト・モビリティ株式会社の4社で提供する。

「my route」は、これまでも「NAVITIME API」の経路探索技術を活用し、徒歩、鉄道、バス、飛行機、車(タクシー、レンタカー、自家用車)、自転車(シェアサイクル、自家用自転車)など、さまざまな移動手段を組み合わせたルートを提供してきた。

今回、「NAVITIME API」で新たにオンデマンドモビリティの運行時間帯を考慮したルート検索が可能になったことにより、「のるーと」を含んだマルチモーダルルートの提案が可能になった。

「my route」のルート検索で「のるーと」を含む経路が表示された際は、検索結果からそのまま予約専用アプリに遷移し、予約を行うことができる。対応エリアはアイランドシティエリア(福岡市東区)だ。

「のるーと」は、ユーザーのリクエストに応じて運行する乗合型交通だ。予約時に配車時間が決まるため、あらかじめ決まったダイヤがあない。そのため、ルート検索時に運行時間帯を考慮することで、早朝や深夜などの運行時間外には、ルート検索結果に「のるーと」が表示されないようにしている。

ナビタイムジャパンは、ユーザーに「my route」を利用してもらう中で、オンデマンドモビリティのサービスを体感してもらう。これにより、より快適な移動体験の提供と満足度の向上、さらに、オンデマンドモビリティの認知向上や利用促進につながると考えているという。

なお、同社は、今後も「my route」では、対象エリア内のオンデマンドモビリティへ対応することで、利用者のさらなる利便性向上を図っていく予定だ。くわえて、「NAVITIME API」でも、オンデマンドモビリティのさまざまな運行形態に柔軟に対応したルート検索ができるよう、技術開発を進めていくと述べている。