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ナビタイムジャパン、名古屋鉄道の実証アプリに駅混雑情報等を提供

2021/11/24(水)

株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、名古屋鉄道株式会社(以下、名古屋鉄道)が提供する「岡崎エリア版MaaSアプリ(WEB版)」に、駅混雑情報やマルチモーダルルート検索、地点検索機能を提供する。11月16日付のプレスリリースで明かした。

名古屋鉄道は、2022年1月7日~2月6日まで観光型MaaS実証実験を実施する。同アプリは、同実証実験で活用するものだ。岡崎市が観光庁の「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」(区分1 自治体・DMO型)に採択された取り組みのうち「交通事業者の岡崎版MaaS実証実験」として行う事業であり、その一環として名古屋鉄道が提供する。同サービスでは、駅混雑情報、マルチモーダルルート検索、地点検索、地図、飲食店等とのクーポンを利用可能だ。

ナビタイムジャパンでは、総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」等で「駅混雑予測」機能を提供している。同機能を「NAVITIME API」で初めて提供し、「岡崎エリア版MaaSアプリ(WEB版)」では、名古屋鉄道の主要駅を対象に混雑情報を表示する。混雑情報は、ナビタイムジャパンが提供するサービス内での駅検索数の集計データをもとに独自技術で予測し、リアルタイムに近い混雑状況を確認できる。

また、「岡崎エリア版MaaSアプリ(WEB 版)」のマルチモーダルルート検索や地点検索機能も、ナビタイムの提供によるものだ。マルチモーダルルート検索では、徒歩、鉄道、バス、飛行機、タクシー、シェアサイクルなどのさまざまな移動手段を組み合わせて、複数の移動ルートを提案する。地点検索機能では、目的地やシェアサイクルのポート等を検索可能だ。

なお、同社は、複数の移動手段を組み合わせて一人一人に合った最適なルートを検索できる経路探索エンジンの開発・改良、また混雑情報の精度向上に努めてきた。これに加えて、交通・観光ビッグデータ等を活用し、社会解決の課題に取り組む事業者や自治体への支援・連携を行う。これを、今後もより快適な移動体験を実現できるよう貢献すると述べている。

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